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尿失禁・過活動膀胱

尿失禁

尿失禁の原因は様々あります。

失禁の原因が、感染症、前立腺肥大症、尿路結石、膀胱癌、前立腺がんなどの悪性疾患、心因性頻尿、脊髄疾患、脳卒中など、大きな病気がないか、まずはしっかり診断することがとても重要です。

尿失禁は、腹圧性尿失禁、切迫性尿失禁、腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁が両方が存在する混合性尿失禁に分類することが出来ます。

腹圧性尿失禁

尿道、膀胱などを支える骨盤底筋などの働きが弱くなることにより、尿が漏れてしまう症状です。
次のような おなかに大きな圧力がかかったときに、尿が漏れてしまいます。
咳をする、くしゃみをする、笑う、走る、ジャンプする、テニス、ゴルフなどのスポーツ、重いものを持ち上げる、坂道や階段を昇り降りする。

40歳以上の女性の8人に1人が腹圧性尿失禁の症状を経験しています。特に出産の経験のある女性に多くみられます。また、加齢や女性ホルモンの低下も関係していると言われています。

症状が軽いうちには 骨盤底筋体操が有効です。
症状がひど場合には 手術治療も考慮します。

切迫性尿失禁

膀胱が自分の意図とは関係なく、勝手に収縮したり、過敏な動きをするために膀胱の圧力が高くなり、急激な尿意とともに尿が漏れてしまうことです。

加齢や特発性など原因がはっきりしないことに加え、脳卒中の後遺症や前立腺肥大症に伴って二次的に症状が出ることもあります。

治療法としては、過活動膀胱治療薬などの薬物療法で、症状を軽減することができます。

 

過活動膀胱

症状

尿意切迫感 突然トイレに行きたくなり、尿を我慢するのが難しい症状です。尿意切迫感は過活動膀胱に特徴的な症状です。

昼間頻尿 昼間の排尿回数が8回以上あると、頻尿症状があると判断します。過活動膀胱に伴う頻尿、多飲による多尿が原因で頻尿になることもあります。排尿日誌をつけて、尿量が標準より多すぎないか、チェックすることが重要です。

夜間頻尿 夜間に1回以上、排尿のために起きる症状です。65歳以上の方の80%は夜間に一回以上、排尿のために覚醒するという報告もありますので、夜間排尿覚醒が1回程度あることは、異常ではありません。夜間の排尿覚醒が3回以上ある場合には生活に支障を来しますので、原因をしっかりと調べて治療する必要があります。

切迫尿失禁 突然の我慢できない強い尿意のために、トイレが間に合わず、尿が漏れてしまう症状です。過活動膀胱に伴って起こる症状の一つです。

これまでは、年をとったのでしょうがない、と多くの方があきらめていました。薬物治療、骨盤底筋体操、手術など、有効な治療が多くなってきました。

症状が気になる方は、専門医の診察を是非受けてください。

 

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