佐々木クリニック 泌尿器科・小児泌尿器科
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前立腺がんについて

前立腺がんは近年、大変増えております。

平成27年7月より小平市では50-75歳を対象に前立腺がん検診(PSA検診)が導入されました。検診で異常値(PSA 4ng/ml以上)が指摘された場合は泌尿器科専門医の受診が必要です。

当院で可能な前立腺がん診療、および前立腺がん、PSAについて説明いたします。

■当院で可能な前立腺がん診療

  • PSA測定、%Free PSA(Free/Total PSA 比)
  • 前立腺の触診(直腸診)
  • 前立腺超音波検査
  • 前立腺がんの監視療法
  • 前立腺がんに対するホルモン治療
  • 前立腺がん手術後の経過観察
  • 去勢抵抗性前立腺がんにたいする治療
  • 前立腺がんに関する相談
  • 末期前立腺がんの往診、訪問診療、在宅診療等

お気軽にご相談ください。

■前立腺がんとは?

前立腺がんは その名の通り、前立腺にできる癌です。
前立腺がんは近年とても増えていて、男性の癌では2番目に多いです。
将来的には胃がんよりも増えると予想されています。

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■前立腺がんは、どのような症状がおきますか?

前立腺がんは尿道から離れた前立腺の外側に発生することが多いため、早期ではほとんど自覚症状はありません。前立腺がんがかなり進行した時は、血尿、排尿時痛、頻尿、尿線が細い、尿の勢いがない、尿が漏れるなどの排尿症状を呈することがあります。前立腺がんは自覚症状による早期発見が期待できないがんであるため、集団検診や人間ドックで定期的に検査することが重要です。前立腺がんは 前立腺がんのマーカーであるPSA(前立腺特異抗原: Prostate Specific Antigen)を測定することでわかります。PSA値は採血でわかります。

■PSA検査はどのようなときに異常値となりますか?

PSA検査の正常値は4ng/ml以下です。その他に年齢別の正常値を採用する場合もあります。年齢階層別正常値は
3.0ng/ml以下 (50-64 歳)
3.5 ng/ml以下 (65-69 歳)
4.0 ng/ml 以下 (70 歳以上)
です。
正常値を超える場合には前立腺がんが疑われます。
PSA値は前立腺がん以外にも、前立腺肥大症、前立腺炎などの良性疾患でも上昇します。

■PSAが異常値のときにはどうすれば良いですか?

PSAが異常値のときには泌尿器科専門医を受診して下さい。

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異常値であることがすぐに前立腺がんであるとは言い切れません。前立腺肥大症や前立腺炎の合併がないか、直腸診で前立腺がんを疑う所見はないかなどよく調べます。
PSAの値による癌の発見率を示します。
PSA値4-10ng/mlをグレーゾーンといって、4−5人に一人の割合で癌が見つかります。

前立腺がんの確定診断は前立腺生検で行います。前立腺生検は前立腺から組織を採取して病理検査を行う検査です。現在、当院では前立腺針生検は行っておりません。前立腺針生検が必要な患者様は昭和病院、もしくはご希望の施設にご紹介しております。昭和病院では1泊2日の入院で行っています。

■前立腺がんの治療法は?

前立腺がんは、癌の悪性度、進行具合によって様々な治療のオプションがあります。個々の方に最適な治療法を提案いたします。
基本的には 癌が前立腺にとどまっている限局癌では 手術、放射線治療、ホルモン治療を考えます。他臓器(リンパ節や骨など)に転移している場合には、ホルモン治療を考えます。
悪性度の低いものに関しては、癌が進行しないか定期的にPSA検査を行うPSA監視療法も行います。

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